山梨県 甲府市 JR中央本線甲府駅から徒歩20分「蓬来軒 本店」で戴くチャーシュー麺¥950

山梨編の3店舗はやっとラーメン屋です。笑

それもかなりの有名店。

ラーメンは、明治時代から“支那そば”として日本で普及していたそうだが、戦後だと思うが“支那”は蔑称であるということで、“支那そば”は名前と共に世の中から消えた時期がことがあったそうな。

そんなラーメン史は知らなかったが、その一度姿を消した支那そばを復元し復活させ、再び日本に広めるのに尽力したのが、この甲府の蓬莱軒の先代なのだそうだ。

それだけ聞くと何やら日本ラーメン史においてかなり重要な店ではないか!食わねば!と訪問した次第。
創業1964年というので古い店舗かと思いきや、店は広くて天井が高くとてもきれい。そんな店内はファミリー層や仕事帰りのサラリーマンで賑わっている。さすがは甲府で有数の行列店。

メニューを見ると麺以外も一品料理が結構あって、この中華食堂な感じもファミリー層に受けるんだろうな。事前にチャーシューがすごいとリサーチしていたので迷わずチャーシュー麺を注文。

運ばれてくると確かにすごい…新宿の満来を彷彿とさせる草鞋のようなサイズ、厚みも1〜2㎝くらいあった気がするが、それが4枚という、圧倒的チャーシュー麺。

醤油スープは柔らかな和出汁と香味野菜の甘みもじんわり感じるが、鶏ガラと煮干しのコクと旨味がしっかりとしていて、これは老若男女問わずな良いバランスのスープ。

麺はそれをしっかり持ち上げる細打ち縮れ麺。
前述のチャーシューも肉肉しい噛み応えはありつつ、大判なのに大味ではなくしっかりと味の染みたスープに合うチャーシューで美味い。

特徴的なのはメンマの色。昔のメンマ、当時は支那竹と呼ばれていたものは品質が安定していなかった為黒ずんだものが多く見た目が悪いので、食紅で着色していたと聞いたことがあるが、博多ラーメンに見られる紅生姜は、その紅色のメンマの名残という説もある。それが本当だとすると、この蓬莱軒のメンマの色も復元したものの一つなのかな。

これが戦前からあった支那そばだとするとかなり美味いレベルなので、もちろん店なりの味を作ったのだとは思うが、温故知新というか、最近流行りのラーメンは美味いけどちょっと飽きやすいものも多いので、こういうのが定期的に食いたいラーメンなんだよな。
ご近所の甲府の皆さんが羨ましい。

ごちそうさん!

お店データ
住所:〒400-0032 山梨県甲府市中央4丁目12−28
電話:055-233-2458
営業時間:11時30分~14時30分
     17時00分~21時00分
定休日:火曜日
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