神奈川県横浜市神奈川区の東急東横線白楽駅から徒歩5分「ラーメン 末廣家」で戴くラーメン¥700

横浜の六角橋、と聞いて『六角家』を思い浮かべる麺食いは少なくないと思う。

六角家は家系ラーメン史を語る上で欠かせない名店だったが、2017年に破産して直営店舗は全て閉店している。

六角橋から六角家が消えた事は何とも寂しい出来事だったが、しかしながら、その4年前にこの土地には、もう一つの吉村家直系が新たに暖簾を上げていた。それがこの『末廣家』である。

家系ラーメンに対して舌の肥えた客層が多いであろう土地で、この末廣家は開店以来常に行列の絶えない名店として名を馳せている事を思うと、六角橋という土地にはラーメンの神でも住んでいるんではなかろうか、とアニミズム的な発想が過ってしまう。

さて、家系となるとつい前置きが長くなってしまいがちだが、本題のラーメン、これがまた格別に美味い。
大量の豚ガラを炊いたスープに、角の立った醤油のカエシを合わせているのはまさに家系だが、直系と言いつつも吉村家のラーメンとはまた違った美味さがある。
吉村家のスープは一口目から最後の一滴までガンガンに強烈な旨味でノックアウトしてくるような味だが、末廣家の味は、一口目はまろやかな豚骨の旨味と甘味を感じるが、食べ終わる頃には豚骨の旨味や醤油の力強さが増して力強いスープになってくる。
味に展開があるのだ。
どうやら、スープを三層構造にしており、食べ進めるにつれて豚骨油の層と醤油の層が混じり合ってくるらしいのだ。それを知っても正直チンプンカンプンだが、このスープが俺の中で家系ベスト10に入る美味さだって事だけはよぉ〜くわかった。

そしてこの末廣家、上質なロース肉のチャーシューが抜群に美味いことで有名…なのだが、実はこの日初訪問でそれを知らず、なぜチャーシュートッピングしなかったのかと激しく後悔した。
中まで火がしっかりと通っているにも関わらず、肉の断面に粒のように滲み出る水分が光り輝いている…俺は思った…これは肉汁だなんて胃もたれしそうなシロモノじゃない…水…そう、これは肉水だ!なんつって。
「胸までが顔です」と豪語した田中み○美のスキンケアの徹底っぷりは有名だが(だよね?)、このチャーシューの瑞々しさと弾力は田中み○実を越えたね、知らんけど。

もう一つ、この店いいなぁ、と思ったのが店内の清潔感。
一昔前には、床がヌルッとするラーメン屋は美味い、なんて迷信をドヤ顔で曰う輩がよくいたもんだが、ラーメン屋云々以前に、飲食店は清潔感があった方がいいに決まっている。
行列の絶えない店となっても、驕る事なく、一杯の器から店内の隅々までストイック過ぎる程に神経を行き渡らせているその仕事振りには脱帽です。

ごちそうさん!

お店データ
住所:〒221-0802 神奈川県横浜市神奈川区六角橋1丁目14−7
電話:045-642-3400
営業時間:11:00~21:00
定休日:土曜日・日曜日
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