東京都港区の東京メトロ・都営地下鉄六本木駅から徒歩5分「カ麺酒房 実之和 六本木店」で戴くかれー麺並¥850

カレーラーメン、と聞くと、それはまるで子供の好きな食べ物のトップランカーにタッグを組ませたかのような安直な発想に思える一品に聞こえる。
斯くいう俺も、初めてそれを知った時は、悟空とベジータがフュージョンした時と同じ感想を持った。
しかしながら、このカレーラーメン、調べてみるとなかなかの歴史を持っていた。
詳しく知りたい人がいればWikiって貰えればと思うが、簡単に説明すると、発祥説が3つもある。
1つ目は新潟三条の『東京亭』(閉店)、もしくは『大黒亭』を起源とする新潟発祥説であり、70年以上前から提供しているらしい。
2つ目は北海道室蘭の『味の大王』を起源とする北海道発祥説。
3つ目は、千葉県小見川町(元:香取市)にあった『実之和食堂』(閉店)を起源とする千葉発祥説。
正直、カレー南蛮もカレーうどんもカレーパスタあるわけだし、あらゆる炭水化物を美味くしてしまうアメイジングフードなカレー様なわけだし、カレーラーメンが日本各地で同時多発的に提供されていても不思議は何もない。それを何処が発祥か争うようなことは実にナンセンスな気がするが…まぁどうでもいいか。
で、前説が長くなったが、今回食べた店は屋号の通り、千葉発祥説の起源となった『実之和食堂』のカレーラーメンに惚れ込んだ方が創業者らしい。

で、漸く食レポ。ランチで訪問したが、半ライスが無料サービスである。
麺を平らげた後に米をぶっ込んでカッ喰らう己の姿が容易に目に浮かぶ心憎いサービスである。
そして味も良い、美味い。
スープはさらりとし過ぎず、どろりとし過ぎず、いい具合のとろみでもっちりな中太ちぢれ麺によく絡む。
カレーとしても、仄かに懐かしさを覚える風味もありつつ、しっかりと動物系の旨味とスパイスを感じる濃厚な美味さ。
トッピングの豚肉は合わないはずがないが、ネギ、いいね。カレーに青ネギってかなりありだわ。
あっと言う間に麺を平らげ、ライスをぶち込んで以下略。
美味しゅうございました。

この店、カレーラーメンを目玉メニューにしてはいるが、夜はカレー鍋なんかも頂ける居酒屋らしく、呑みの用で訪問しても良さそうだね。
カレーラーメンは殆ど食べた事がなかったが、カレーがそうである様に、カレーラーメンも店毎の味作りをしていると思うと、そのうちあちこち食べ歩いてみたくなるね。
ごちそうさん。
麺酒房 実之和 六本木店
住所:〒106-0032 東京都港区六本木3丁目13−8 1F電話:03-5485-8269
営業時間:11:00~29:00
定休日:日曜日

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